長崎屋 - 長崎県長崎市松原町2476 |
庭師の仕事はお日様が出ている間に行うことが多く、朝早く作業するチームが集まりミーティングと道具の確認を行います。
情報はチーム内で共有し、造園業者に頼ってきた依頼主から不満の声や心配の声が出ないよう先回りします。
現場では近隣住民へのあいさつを欠かしませんし、依頼主との作業内容の確認も行います。
高い木の選定作業は午前中に、大きな音を出す作業はお昼前後に行い、作業終了後はごみを持ち帰ります。
現場をきれいにして切り落とした枝を残さない、美しい状態で依頼主に引き渡すのです。 |
渡辺松美園 - 長崎県長崎市松原町432 |
造園業にとって道具は命ともいえる大切なものです。
一人一人の職人が手になじんだ道具を持ち、手入れをして大切に使っています。
たとえばどんな道具があるかというと、木ばさみや剪定ばさみ、のこぎりの腰道具と呼ばれる、屋外で作業をするときにさっと取り出して、さっと作業することができる道具があります。
これらの道具を見習い期間中から使い続けているという職人も珍しくありません。
また掃除道具や脚立、機械類も造園業に欠かせない道具で、依頼主の要望に応えるために常に携帯しているのです。 |
有限会社風の森カンパニー - 長崎県諫早市森山町唐比北341-1 |
造園業の大きな仕事といえば庭造りですが、実際にどのような庭を作っているのでしょうか。
一例を挙げると、個人宅の坪庭づくりで、和風庭園で砂利を敷き詰め、アクセントとなる庭石と木々を植えた庭があります。
しかし庭を管理するうえで大変なのが雑草駆除ですよね。
そこで砂利を敷き詰め、土台となる土に雑草の根を生やさないことで除草剤も草刈もいらない庭を実現したのです。
色合いはコグマ笹を使い、植えた樹木の根元にも隙間なく砂利を敷き詰めた除草剤いらずの庭です。 |
ストン・メイスン(STONE・MASON) - 長崎県対馬市厳原町小浦370-1 |
造園業が実際にてがけた庭の中には外からも中からも楽しめる庭があります。
庭、というとたとえば旅館の日本庭園を散策して中に入って楽しむ方法がありますが、眺めるのもまた庭です。
和菓子店や旅館などの接客業を行うお店では、店の中からも日本庭園を楽しんでほしい、店の外から日本庭園を見て客を呼び込みたいという2つの思いがあります。
そこである造園業者は外から見ても、中から見ても楽しめるよう、庭石や樹木、灯篭をバランスよく配置、さらに花の色合いや季節で変わる木々の色を楽しめる景観に仕上げたのです。 |
ガーデンスタイルクリエイションズ - 長崎県長崎市西山台1丁目13-21 |
造園業へ個人宅からの依頼で多いのは、庭が省スペースだけれど楽しめるようにしてほしい、というものです。
省スペースでも庭を楽しみたい、それは夢のマイホームを手に入れることができた依頼主の大きな願いでもあります。
そこである造園業者は大きめの庭石をアクセントに、高木と低木を配置し、砂利を敷き詰め、省スペースでも楽しめる庭を作りました。
ところどころに緑のアクセントを入れ、季節の花を楽しめる庭に仕上げ、冬は雪が庭石や木々に軽く降り積もり、色の子トラストも楽しめるように仕上がっています。 |
株式会社ガーデンエイジ - 長崎県長崎市今博多町58 |
最近は個人宅でガーデニングをする人も増え、季節折々の花を楽しみたい、という要望を受ける造園業者も増えています。
春だけの花、夏だけの花を設置してしまうと花が楽しめる季節が限られてしまうので、季節の花を色鮮やかに見えるよう設置し、つぼみから開花、次の季節の花の開花までを季節の移ろいを感じながら眺める楽しさを敷き詰めた庭は、低木の花や庭石も設置し、色のバランスを整えた庭に仕上がっています。
庭の緑化に努めることで環境保全にもつながることから、花のあふれる庭を提案する造園業者も多いようです。 |
株式会社アクセルホーム - 長崎県佐世保市重尾町233-1 |
庭のメンテナンスや改装も造園業の大切な仕事です。
以前は庭石や低木、灯篭などでこじんまりとしていた庭も、高木を植樹することで空間に高さを持たせ、広がりを見せることができます。
日本庭園なら桜や梅、こぶしにモミジなど、高さを出す木々を植えることで季節感のある庭を作りだすことも可能です。
庭石や灯篭をアクセントとし、砂利やコケ、芝生で地面を覆うことでより魅力的な空間へと生まれ変わります。
メンテナンスは定期的に必要ですが、剪定やこまめな掃除で庭を保つことができます。 |
溝田仁造園設計事務所 - 長崎県北松浦郡佐々町神田免121-28 |
造園業の仕事の流れを見てみると、まず依頼主から造園業者へ不安点や疑問点などを問い合わせたり、庭のメンテナンスをしてほしいなど問い合わせします。
それから業者が実際に現地へ赴き、依頼主と一緒にどのような庭にしていくか話し合いながら調査を行います。
見積もりを取り、納得できれば契約となり、作業日時を調整後作業開始です。
作業中は段階的に依頼主に確認を取りながら、専門のスタッフが庭造りを行っていきます。
作業が終わったら依頼主に確認してもらい、治すところは直し、分からないところは説明し、OKとなれば作業終了です。 |
ベストハウス波佐見 - 長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷959-10 |
現在造園業者に求められるのは、個人宅の庭づくりと保全だけではなく、公園や公共機関などのオープンスペースにいたるまで緑豊かで心安らぐ場所を作り保全していくことです。
自然があればそこが造園業の領域、と言わんばかりで、たとえば公園を緑地化することは遊ぶ子供たちや散歩する人々やペットに安らぎの場所を与えるだけではなく、いざというときに避難する、防災に役立てる場所となります。
こうした造園業が現代のニーズに沿った環境の保全をすることで、私たちの暮らしも安全性を増すことができるのです。 |
アイ企画 - 長崎県佐世保市瀬戸越町1309-2 |
造園業の具体的な仕事内容を見てみると、プランニングとデザインに分けられます。
プランニングはコンセプトを作成するところから詳細な内容まで総合的に計画を立てます。
立地条件、目的、予算をしっかり把握したうえで現地状況の調査に測定、分析、基本条件を把握していくのです。
基本的な構想がし上がったら計画対象となる内容を決めていきます。
デザインは基本計画にのっとって造園空間を作るための工事施工に必要な設計図を作ったり、工事費を算出したりします。 |